LASIK KANSAI
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レーシック? こんな方仁 手術までの流れ 屈折矯正手術アップデート Q&A


レーシックって何?
第8回LASIK関西研究会印象記

 7月12日土曜日の午後、第8回LASIK関西研究会が開催された。参加者は150名と盛況であった。代表世話人の木下茂先生のご挨拶で始まった今年の研究会は、高名な先生方ばかりが演者として多数プログラムされており、大変楽しみにしていた。
 まず教育セミナーは、屈折矯正角膜移植手術という興味深い演題で4講演がなされた。角膜移植手術は眼科手術の中でもまさに開眼手術といえるもので、一見屈折矯正手術とは縁遠い手術におもわれるが、井上先生と稲富先生が講演されたDSAEKでは、角膜前面が残されることにより乱視の発生が減らされ、術後早期の視力改善が可能になっていることを知り、また木下先生と稗田先生が講演されたフェムトセカンドレーザーの精度、最近の進歩を学ぶと、これからは角膜移植手術もますます屈折矯正の性質が重要になってくるように感じた。
 シンポジウムは最近のトピックスのひとつである老視治療について、あらゆる方面から専門家の先生方の講演を聞くことができた。越智先生の老視LASIKは今まで詳しく勉強する機会がなかったもので、新鮮であった。渥美先生はご自身の体験に基づくLASIKによるモノヴィジョンについて講演され、やはり説得力があった。坪井先生、藤本先生は多焦点眼内レンズについて、さすがの症例数と経過観察期間でのお話で、メーカー側から提供される情報以外の、実際の結果やご自身の感想を聞くことができた。渡邉先生のコンタクトレンズによる老視治療も、処方が難しいという点で今まで勉強していなかったが、症例の選択によって成功する可能性があることを学んだ。症例検討でも各先生方の興味深い症例提示がされ、質疑応答も白熱した。
 たった半日でこれだけのアップデートが可能であり、大変お得な研究会であった。第9回LASIK関西研究会は来年7月4日に予定されており、今から楽しみである。

(文責・中井 義典 バプテスト眼科クリニック)

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